おせいさんの味
古い本だけど、
多分、死ぬまで持っていたい本。
私のバイブルかな。
小説を書きながら、
台所に立ち、かもかのおっちゃんの晩酌の
アテをこさえ、
共に暮らすことになった子たちの腹を満たす食事を毎日作り続けたおせいさん。
みんなの笑顔見たさに、どんなにしんどい時も
大根やにんじんを刻み、
菜っ葉を湯がき、
魚や肉を焼いて、こんもり盛り付け、
さあ、食べてと、差し出す皿皿の
美味そうなこと。
血の通った、温かな夕餉を囲む様子が目に浮かぶ。
今日は、私もとっておきの昆布で出汁を
とって、美味いうどんを作ろうと思う。
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