モーリタニアン 黒塗りの記録
この映画の存在を知らなかった。
実話である。
アメリカは、正義の国である
と思った。
と、語る囚われの身になった青年の言葉が
軍事法廷に響いた。
14年もの間、鎖に繋がれ、人としての尊厳を奪われた一人のイスラム教徒の釈放までを描いている。
実名で、ブッシュやラムズフェルドが出てくる。容赦ない暴きである。
彼を救った女性弁護士の執念、
繋がれても、拷問を受けても、生き抜いた青年の強さに、打ちのめされた。
権力によって、
悪が黒塗りされるが、
こうして、きっちり作品化できるのは
我が国では難しいのかもしれない。
それでも、映画を見ることで、
歴史の裏面を知ることができる。
頭がクラクラする場面もありはしたが、
間違いなく、星⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️の
作品である。
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