中国の一人っ子政策の悲劇
娘たちが、私が元気ない時に
送ってくれたスープ。
重宝してます。今日はパンを浸しながら食べました。
ドキュメンタリーで、中国の一人っ子政策による家族の悲劇を見た。
今は、もうその政策はなされてないが、
子供を二人以上持ってしまうと、課金されていた中国。
農村では、その罰金が生活を成り立たなくするので、
各家庭は、家族の存続の為に、泣く泣く二人目以降の子供を里子に出したり、捨てたりした。
捨てられたのはほとんど女の子だ。
その女の子たちが、今どこでどう暮らしているかを追う番組だった。
アメリカ人の里親に育てられた女の子は二十歳過ぎの子だったが、自分の出自を知って、戸惑い、実の親が判明し、対面した時も喜びながらも、なぜ私がという複雑な表情は消えなかった。
実の両親は、アメリカで生きなさい、その方があなたは幸せになると、涙ながらに抱きしめていた。
子供を手放す辛さはいかほどのものだっただろう。
我が家も、子供が二人とも女だったので、
姑たちが、子供のいない義姉夫婦に、
下の娘をやって欲しいと言ってきた。
どうせ、いつかは嫁に出すんだから、
いいだろうと言う、姑。
夫も、否定しなかった。
私は、冗談じゃねー。
人の子をなんだと思っているんだー。
と思って泣いた。
実家の母に相談したら、
イカタコ!絶対ダメだよ手放しては。
あんたが一生後悔するからと、怒った。
その後、義姉には子供ができ、
話は立ち消え、何事もなかったように、時間が過ぎていった。
昨夜、この番組を見ていて、
辛かった若い頃の、自分を思い出した。
胸の裡に澱のように、とごっていた怒りも
湧いてきたが、
いざとなったら、娘二人を連れて逃げようと
画策していた、自分の若さ、強さに、苦笑いだった。
寒くなって来た。
今夜は、ストーブを出そうと思う。
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