roobanonagekiのブログ

それでも生きていくのです

本物だけの世界


堪能しました。

初めての文楽鑑賞でした。


牛若丸と弁慶の出会いの 五条橋

仮名手本忠臣蔵の山場、刃傷松の廊下と切腹場面

はじめは、人形遣いの方に目が行きましたが、

みているうちに、

人形だけを見ている自分がいました。



主君が腹をかっ切る場面で、

仕える家来たちが、頭を下げている場面で

僅かに肩を震わせ、忍び泣く場面に涙、涙でした。

何という芸術性。

もどきは一つもありません。

語りの太夫、三味線、効果音の拍子木、そして三人の人形遣い。

全て、本物のもつ凄みを見せていただきました。

はまってしまいそうな予感がします。

沼ってしまいそうです。